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■麻薬カルテルと不法移民の町 不法移民と麻薬密輸業者の横行するテキサス州の国境の町テルリングア。この町の保安官事務所の前に、人間の生首が3つ置かれているのが見つかった。検視によると、1人は死後1日か2日。2人は死後2、3ヶ月で、埋められていたのを掘り起こして首を切断したものと見られた。メキシコで2009年の1年間で、麻薬カルテルの抗争によって切断された頭部が10個発見されてる。しかし麻薬取締局は、頭部の腐敗の状況から、今回の事件はそれとは別の事件と判断して、BAUを呼んだのだ。被害者は3人ともヒスパニックで、夜の闇に紛れて国境を越えてくる不法移民だと考えられた。テルリングア保安官事務所に到着したホッチらを待っていたのは、地元の麻薬王オマール・モラレスの逮捕に腹を立て、保安官事務所の前を占拠する彼の手下達だった。 ■死の聖人サンタ・ムエルテ テルリングアのルイス保安官は、かつてブルックリンの殺人課にいたという女性。着任早々、不法移民の行方不明事件の捜査に着手し、様々な軋轢を生んでいた。しかし彼女は、事務所前の生首は、自分に対する威嚇だが、オマールがやったことではない。逮捕は保安官助手のボイドらによる独断だと語った。オマールの尋問を委ねられたホッチは、彼に切断された頭部の写真を見せた。するとオマールは「俺なら腸を引き抜いて動物に食わし、左手は女房、目玉は母親、舌は子供に届ける」と主張。さらに「犯人は死の聖人サンタ・ムエルテ」だと語った。保安官はオマールを釈放するが、その翌朝、今度は保安官の自宅前に生首が置かれる。ホッチは犯行は明らかに、保安官への怨恨によるものだと考えた。 ■プロファイル 「犯人はヒューマン・プレデターと呼ばれるハンター・タイプ。群れの中から、年配が身体のどこかが不自由な者を選び、一人になったところを襲う。被害者に砂漠を走らせ、衰弱させた上で仕留めることから、犯人も身体になんらかのハンデを抱えていると考えられる。支配に快感を求めるタイプで、犯人は保安官に関わったことのある者で、保安官が失踪移民の捜査をはじめたことも知っており、捜査状況に精通している人物だ」プロファイルの内容を受け、捜査陣は手始めに不法移民に詳しい人物――手配師のリチャード・コラルから調査を始め、彼から国境付近に移民の隠れ家が点在しているという情報を得る。保安官は、隠れ家は短期間で所在を変えるために突き止めることは困難だと言うが、「短期間で所在を変える」という点を逆手にとり、ガルシアが「前歴者の所有、または短期間の賃貸物件、光熱費の増減が短期間に急上昇する」という条件で検索、3件の住所を割り出した。現地に向かったモーガンとプレンティスは、斡旋業者に囚われている移民を発見。その中に病弱な夫と砂漠ではぐれたという母子がおり、その子供は、国境越えは夜だったのに「太陽を見た」と語った。 ■太陽と死の聖人 翌朝、ルイス保安官が遺体で発見される。遺体は内蔵を抜き取り、手と舌を切り取られていた。それはオマール・モラレスが自分ならこうすると語った通りの姿だった。犯人は捜査に関わり、オマールの発言を聞いていた人物。ホッチの尋問をミラーグラス越しに見ていた、保安官助手のボイドに嫌疑がかかる。その頃ボイドは、同僚のジェントリーと共にオマールの逮捕に向かっていた。しかしボイドは逮捕ではなく、オマールの一味を片っ端から撃ち殺し、最後には目撃者のジェントリーも射殺した。BAUはジェントリーに警告しようと携帯に電話をするが、プレンティスの電話に出たのは、ボイドだった。ボイドの無線を追跡。彼の父親が事故死したゴールデン・ハーベストという穀物倉庫に向かっていることがわかる。穀物倉庫の扉には太陽が描かれていた。ホッチ、ロッシ、プレンティス、モーガンは倉庫の前で、バギーに乗ったボイドと撃ち合いの末、ボイドを射殺する。一方ボイドの家の前からは、死体を埋めたとおぼしき痕跡が多数発見された。, three kings ボーナスフリースピンカジノ. 【格言】 「ライオンは空腹の時だけ狩をする。飢えが満たされれば獲物と平和に共存するのだ」チャック・ジョーンズ(1912年9月21日-2002年2月22日)の言葉。ジョーンズは、ワーナー・ブラザースで多くの短篇アニメを手がけたアニメーターで監督。「本当の幸せとは何か誤解している人が多い。それは自分の欲求を満たすことではなく、価値ある目的に忠実に取り組むことだ」ヘレン・ケラーの言葉。ブルックリンの殺人課からテキサスにやってきて、忠実に仕事に取り組み、殺されたルイス保安官。 もし彼女がいなければ、事件は表に出ることなく、移民たちは殺され続けていたに違いない。「ニューヨーク市警の誇りだ」そう呟く、元警官であるモーガンの、誇らしいけど、でも辛そうな表情が印象に残りました。ヘレン・ケラーの格言はシーズン2の5話、シーズン4の24話につづく3回目ですね。 【ゲストスター】 ボイド役は、「ロー&オーダー: 性犯罪特捜班」に準レギュラーで出演しているマイク・ドイル。 オマール役のカート・カセレスは「プリズン・ブレイク」でスクレの従兄弟のヘクターを演じている。 【ケリー・スタイナー】 1961年8月生まれ。別名ヨセミテ・キラー。弟が幼児性愛者に誘拐され7年間監禁された末に自力で帰還、マスコミに大々的に報じられたが、その後バイク事故で死亡。さらに叔父も殺人事件の被害者という家族環境で育ったケリー・スタイナー。1999年2月に勤務先のロッジで母娘と娘の友人の3人、7月にハイキング中の女性を殺害し、公園内に遺体を捨てた。死刑の判決を受け、現在は前回のエピソードに登場したサン・クェンティン刑務所に収監されている。 【ストロング・セイフティ】 飛び出してきた移民斡旋業者をラリアットでのしたモーガン。「やるね」とプレンティスに褒められて「大学でストロング・セイフティだった」と返答。プレンティスは意味がわからない様子だが、これはアメリカン・フットボールの用語。ディフェンスチームの最後尾のポジションで、ストロングというのは攻撃人数の多い側のことを指す。つまり強力な攻撃を阻止する最後のディフェンスがストロング・セイフティなのだ。仲間思いのモーガンにぴったりのポジションと思ったのですが、ちょっと待て。モーガンは、シーズン2の第12話「疑惑のプロファイラー」の中では、自分はクォーターバックだったと言っていたはず。ちなみに、クォーターバックは攻撃チームの司令塔でチームの花形的なポジションです。 【軽妙な会話】 シーズン5もいよいよ終盤。シリアスなストーリーもいいが、和気藹々としたチームの雰囲気も「クリミナル・マインド」の魅力であると再確認させてくれる、好エピソードが続きます。行きのジェット機の中。昨年1年間で捜査官が2人殺された無法地帯での捜査ということで、モーガンはサブマシンガンを準備。それを見て「そもそもサブマシンガンを携帯する権限はないと思うんだけど」というリードに、「お前はな」とホッチとモーガンがユニゾンで突っ込み。リードの射撃といえばS16話の「スナイパー」が思い起こされますね。最近の注目は、回を追うごとに意外な一面が出てくるプレンティスではないでしょうか。ボイドのトレーラーハウスで、嗅覚と味覚に関するリードとの掛け合い、結末近くのモーガンとの怒鳴り合いも、新たな魅力となっています。そして次回のエピソードではさらに意外な特技が披露されます。お楽しみに。 5月24日(火)S5#18『2つのBAU』 ■殺人と誘拐 サンフランシスコの公園で、ホームレスの遺体が発見された。遺体は、激しく殴られた痕があり、後頭部に一発銃弾が撃ち込まれていた。「また始まった」現場を見た刑事はそう呟くと、FBIに協力を要請した。サンフランシスコに向かう前に、ホッチはやはりFBIのプロファイラーであり旧知の間柄のクーパーに呼び出された。クーパーによると、今回の事件はこれが初めてではない。2年前から毎年、同じ公園で、同じ日付に、3日連続で男の遺体が発見されている。そしてさらに、この連続殺人と平行して起きているもう一つの事件がある。毎回、連続殺人が止まった翌日、別の場所で父親と14~15歳でブルネットの娘の死体が発見されている。今回も、連続殺人の裏側で、一組の父娘が危険にさらされているというのだ。クーパーはストラウスにこのことを進言したが、捜査の許可はおりなかった。父娘に残された時間はあと3日。引き下がる気のないクーパーは、ホッチに合同捜査を持ちかけてきたのだ。 ■殴り合う被害者 ホームレスの遺体には全身に内出血があり、暴行を受けているのは明らかだった。しかし、彼もまた拳に擦り傷があり、一方的に殴られていたわけではないことが判った。つまり被害者はストリートから掠われ、死ぬほど殴り合った末に処刑されているのだ。父娘殺人を担当するクーパーのチームは、行方不明の娘を手がかりに、誘拐されている父娘にたどりつこうとしていた。学校を休んでいる13歳から18歳の娘で、さらに父親も会社に出社していない者を抽出、こうしてベン・マクブライドと14歳の娘ジェーンにたどり着いた。マクブライド家に赴いたホッチとクーパーに、マクブライド夫人は、ふたりに昨日玄関に置かれていたというビデオを見せた。そこには、昨日公園で発見された男が撃ち殺される様子が写っていた。やがて同じ公園で、第2の遺体が発見された。現場に向かったプレンティスと、クーパー・チームのミックは、被害者の格闘の相手は第1の被害者だと推理。犯人は被害者同士を極限まで戦わせ、負けた方を処刑しているのだ。また、死体にはゴム製の銃弾によるみみず腫れが発見された。それは刑務所で暴動鎮圧に使われる手段だった。 ■プロファイル 犯人は服役経験のある白人。年齢は30代。死体を遺棄した場所の選び方から見て、体格がいいか、身体を鍛えている。近隣住民に気づかれることなく複数の人間を監禁できる設備を持っている。毎回テンダーロイン地区で獲物を捕まえ、同じ公園に捨てている。支配欲が強く秩序的な人物だ。ブルネットの娘がいたが、自分が闘わなかったせいで娘を失う結果になっている。犯行日は娘に何かあった日付。犯人は激しい罪悪感から、自分自身の身代わりを選び、犯行に及んでいる――。プロファイルを受け、ロッシとプロフェットがサンクエンティン刑務所に、プレンティスとミックは犯人がホームレスの物色のために出没する可能性のあるテンダーロイン地区に、そしてモーガンとジーナはマクブライド家で手がかりを捜していた。ジーナは、心を閉ざしていたジェーンが、親が手に取れるような場所に日記を出しっぱなしにしていることに違和感を覚えた。彼女はカウンセリングに通っており、その一貫で日記を書かされていた。そのカウンセラーのいる場所がテンダーロイン地区だった。 ■娘を失った父親 ジェーンが通っていたカウンセラーは福祉局の査定も引き受けていた。犯人は娘と引き離され、同じ施設に足を踏み入れた可能性がある。そう考えたクーパーは、ガルシアに福祉局の査定で養育権を失った男のリストを作るように指示。その名簿を事件の日付に死亡した少女のリストとクロス検索しようとしたとき、刑務所に出かけたプロフィットから電話が入った。刑務所に、娘が死んでから人が変わり、ボクシングを始め、「死ぬまでやろう」とケンカを売って歩いていた囚人がいたというのだ。その囚人の名前はジョン・ヴィンセント・ベル。妻と離婚、その後、妻が死亡した際に、娘を引き取ろうとしたが、保護者不的確と査定。娘を引き取りにきた福祉局の職員を殺害し、7年の刑に処された。さらに服役中に娘が交通事故にあい、生命維持装置に3日間つながれ、死亡した。彼は、誘拐した父親に、娘を守るための殴り合いをさせているのだ。父親なら誰でもそうする、という照明のために。 ■追跡 ガルシアが、ベルが潰れたスポーツクラブを所有していることを発見。捜査陣が急行したところ、そこには傷だらけの父親ベンが一人残されていた。ベンは、娘のジェーンのために、ベルが命じるまま、見知らぬ相手と死闘を繰り返していた。このままでは父親が殺されてしまう――そう考えたジェーンは父親を守るために、ベルといっしょに行ってしまったのだ。二つのチームはベルの行方を追った。クーパーはヘリコプターで空から。ミックは狙撃手の目でビルの屋上から。ジーナ、モーガン、プレンティスは車で。クーパーは追い詰められた人間の習性で、屋上に出ると予測、ビルの屋上に出てきたベルとジェーンを発見する。屋上にかけつけたプレンティスたちの目の前で、追い詰められたベルはジェーンを放し、ビルから身を投げた。ジェーンを無事に保護、プレンティスはベルが飛び降りた場所を覗き込む。するとそこには庇があり、犯人は銃口をこちらに向けていた。危機一髪のプレンティスを救ったのは、向かい側のビルにいたミックの狙撃だった。 【格言】 「私はある逆説に気づきました。苦しくなるまで愛せば、苦しみは消え、さらなる愛だけが残るということに」マザー・テレサ(1910年8月26日-1997年9月5日)の言葉。 「見ることのできない目を開き、囚われ人たちを、牢獄の暗闇から救うために」プロフェットと服役時代に常に口にしていたというこの台詞は、旧約聖書のひとつ『イザヤ書』の42章に記された神の言葉だ。 【ゲストスター】 父親のベンは「サード・ウォッチ」のボスコ役のジェイソン・ワイルズ。なんと「クリミナル・マインド」には2回目の登場で、前回の「サイコドラマ」(S24話)では犯人役だったが、今回は娘のために戦う父親を演じている。娘のジェーンは、「ゾーイ101」でヒロインゾーイのルームメイトを演じたアレクサ・ニコラス。犯人のビンセント・ベルは、「ベイ・ウォッチ」に出演していたジェイソン・ブルックスだ。 【サン・クエンティン刑務所】 サンフランシスコの北部に位置する州立刑務所で死刑囚も収監している。1852年に設立された、州内でもっとも古い刑務所である。過去にはサクラメントの吸血男リチャード・チェイス(獄中死)、チャールズ・マンソン(現在は州立コーコラン刑務所に移送)などが、現在も“デートゲームキラー”ロドニー・ジェイムズ・アルカラ、ローレンス・ビッテイカー、“遊歩道殺人鬼”デヴィッド・カーペンター、“ナイトストーカー”リチャード・ラミレスらが収監されている。 【もうひとつのBAU】 クーパー率いるBAUは、2011年2月16日より放送開始したスピンオフCriminal Minds: Suspect Behavior(原題)のチームだ。スピンオフ放送に先駆けて作られたのが、今回のエピソードだ。現在アメリカ本国では水曜の夜9時から「クリミナル・マインド」10時からCriminal Minds: Suspect Behavior(原題)が続けて放送されている。冷静な分析が売り物のホッチのチームとは、性格の異なるもうひとつのBAU。型破りなメンバーを紹介しておこう。 ■サム・クーパー チームリーダーは。自由な発想からもうひとつのチームを作ったベテランプロファイラー。武術の達人。演じるフォレスト・ウィテッカーは、『ラスト・キング・オブ・スコットランド』でアミン大統領を演じ強烈な個性を放ち、アカデミー賞を受賞した。 ■ジーナ・ラサール 軍人の父親を持ち、士官学校に進むが、FBIに入局。演じるボー・ガレットは『トロン:レガシー』でジェム役で注目された。 ■ミック・ローソン 英国特殊部隊あがりの捜査官、狙撃手。マット・ライアンは役柄と同じ英国出身。ロンドンとブロードウェイで上演されたジュード・ロー主演の『ハムレット』で、ハムレットの親友のホレイショーを演じた。 ■ジョン・プロフェット(預言者)・シムズ 現在仮採用中のFBI特別捜査官で、サン・クエンティン刑務所に6年と3ヶ月と4日服役した元囚人。演じるマイケル・ケリーは「特捜チームレベル9」や「ザ・ソプラノズ 哀愁のマフィア」などに出演している。 【ガルシアがスピンオフシリーズにも登場】 なんとガルシアはこのもうひとつのチームにも分析官として協力。